【iOSショートカット】リマインダーアプリが設定値の保存先として使える話

ショートカットを触っていると、一度設定した情報をどこかに保存しておきたくなる時があります。
ショートカットを実行するたび動作を変えたいとか、入力された値を次回も参照したいとか。

リマインダーアプリを使えばこれができます。

本題

そもそもリマインダーアプリとは、下のように必要なものとかやることをまとめ、忘れないようにするためのものです。

今回これを設定値の保存先として使います。

リマインダーの項目の名前を設定値の名前として、メモの内容を設定値として扱います。

この画像では「設定1」に値「0」を入れています。

これを実際にショートカットでどう扱うのかというと、以下3つのアクションを使います。

「リマインダーを検索」で対象のリマインダーを探し、

「リマインダーの詳細を取得」で値の取得、

「リマインダーを編集」で値を書き込みます。

作成例

3つを組み合わせると以下のようなものが作れます。

まずはすべてのリマインダーから「設定1」というリマインダーを探し、そのリマインダーのメモの内容を取得します。
取得した内容に1を加え、リマインダーのメモを上書きします。

これによって、ショートカットを実行するたび、リマインダーのメモの数字がカウントアップされます。

まとめ

リマインダーへ値を保存することで、1回目はオンにしたから2回目はオフにするといったように一つのショートカットで処理が分けられます。

さらには、入力されたパスワードをハッシュ化しておいて、次回パスワードが入力されたときに照合を行うこともできるようになります。

色々使えるところはありそうなので、何かのお役に立てればと思います。私も何か作ったらまた書こうと思います。

後書き

金融系のアプリにパスワードロックをかけたいと思ったのがショートカットを作るきっかけでした。

メモアプリにとか書き込めないかなと思っていたんですが、「値を書き換える」のがどうもすんなりいかない。追記はできるのでログを残したりには向いてそうですね。

結果的には上手いことショートカットを作れたわけですが、作ったあとに改めて考えたらショートカットアプリは開けるわけで、そこから解除できてしまうというそもそもの問題がありました。

一応、一回のタップで開けてしまう点は防げるので、ある程度の気休めにはなりました。

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